「また些細なことで言い合いをしてしまった…。なぜこんなにもすれ違うのだろう」
「同棲を始めてからお互いの些細な言動が気になり、喧嘩ばかりしてしまう…」
大好きな人であっても、他人同士。すれ違うのは必然です。2人で過ごす大切な時間。せっかくなら仲良く過ごしていきたいですよね!
今回は同棲中に起こってしまう喧嘩の原因や注意点、仲直りコツをお伝えします!
同棲カップルが喧嘩をしてしまう3つの原因
同棲を始めると、小さな違和感により喧嘩が増えてしまうことが多くあります。ここでは、同棲したことにより起こりうる喧嘩の原因を3つ解説していきます。
時間の使い方や金銭感覚などの価値観の違い
時間の使い方や金銭感覚などの価値観の違いは、喧嘩の原因になります。一緒に暮らすと相手との距離が近くなるため、無意識に相手に干渉してしまうもの。お互い育った環境が違うため、自身が思う「当たり前」に相手がそぐわないと不満につながります。
たとえば、「時間が合えばずっと一緒に過ごしていたい!」「いやいや1人の時間が必要」といった時間の使い方の違い。また、生活費を折半している場合だと、「もっと節約したいのに外食ばかりいこうとする」「2人の貯金もしたいのに彼は散財している」など、金銭感覚の違いもストレスとなり、揉める原因になります。
家事の負担が偏ってしまう
生活をするうえで必ずやらなければならない家事の負担が、どちらか1人に偏ると、不満へとつながります。
どちらか1人が家事をこなす状況が続くと、もう1人にとってはそれが当たり前となり、感謝の気持ちや思いやる気持ちが薄れてしまうこともあるでしょう。
- 相手の家事のやり方が気に入らない
- 自宅にいる時間が長いほうが家事負担が多い
- 片方に家事の不得意が多い
- そもそも手伝う姿勢がない
とくに上記のようなことが重なると1人の負担が大きくなり、相手に対して不満が積もってしまいます。
生活リズムや生活習慣の違い
仕事の時間や遊びに出る時間感覚が違ったり、生活の中のこだわりが大きく違ったりすると、我慢が増えてストレスの原因となります。
今までの生活習慣や衛生観念など、自身が当たり前だと思っていることは相手にとっての当たり前ではありません。しかし、突然相手の生活に合わせて過ごすことは難しいもの。また、言葉だけで「〇〇はしないで」などと伝えても、相手はただ押し付けられたように感じてしまいます。
このようにお互いの生活背景を知らないまま、自身の「当たり前」を押し付けあうと、ストレスとなり、喧嘩へとつながります。
同棲中に喧嘩! 仲直りする方法5つ
同棲中の喧嘩は決して悪いことばかりではありません。喧嘩をして仲直りをすることで、お互いの考えを知るいい経験となります。その経験を活かし、2人の仲を深めていきましょう。ここでは、喧嘩後の仲直りの方法について5つ説明します。
素直に謝る
自分にも非があると感じた場合は、素直に謝りましょう。喧嘩中はどうしても素直に認めることが難しいものです。相手が言っていることに対して、自分にも非があると感じた場合は、素直に謝ることで相手も素直になりやすくなります。
謝ることでギスギスした雰囲気が和らぎ、論点がずれたさらなる喧嘩を防ぐことができます。まずは喧嘩の原因だけではなく、喧嘩中の自身の言動等にも非はなかったか振り返り、謝罪へとつなげてみることも1つの方法です。
お互いに冷静になる時間をつくる
ヒートアップしている状態では、まともな話し合いはできません。まずは、冷静になる時間を取りましょう。
感情的になると人間は冷静に物事を判断できなくなります。相手への怒りが大きいと今回の喧嘩に至った原因だけでなく、過去の喧嘩の原因まで思い出し、論点がずれた言い合いが始まります。
とくに喧嘩中にヒートアップしてしまい、思ってもないことを言ってしまう経験のある人は、まず1人の時間をとり、感情がおさまってから伝えたいことを考えてみましょう。
しっかりと話し合う
ネガティブな言葉をぶつけ合うのではなく、喧嘩に至った原因に関して、向き合い、話し合う時間を設けましょう。
2人で納得した結論を得るには、きちんと話し合うことが大切です。なぜ今回すれ違いが起こったのか、今後はどのようにしていくのか、といったことを2人が納得した状態にしておくことで、繰り返し同じ原因で起こる喧嘩を防ぎます。
話し合いでのポイントは感情的にならないこと。そのときの状況やお互いの考えを聞いて、冷静に話し合いましょう。
場合によっては第3者の力を借りる
2人で話し合っても意見が譲れず、解決ができないときは第3者に入ってもらうことで解決につながることがあります。
お互いの主観的な話に加えて、第3者から見た客観的意見を聞いたり、第3者の経験からアドバイスをもらうことが可能です。
また、他者がいることで感情的になることを防ぎ、話し合いがスムーズに進めることができます。第3者が入ることで新しい考えを知り、解決への糸口が見つかるかもしれません。話し合いが停滞したときは、第3者に仲介してもらいましょう。
どうしても言い出せない場合はLINEや手紙から
性格や状況により、どうしても素直に伝えることが難しい場合もあります。そんな時はLINEや手紙を使用し、文章で伝えるのも1つの方法です。
きちんとした話し合いをして謝りたいけれど言い出せない…。そんな時は、その気持ちをそのまま文章に起こして伝えてみましょう。言葉でなくても気持ちを伝えることで、話し合いのきっかけを作ることができます。
どのような形でも、謝罪の意思やきちんと向き合いたいという姿勢を伝えることが大事です。言葉で伝えにくい場合は、様々な媒体を使ってみることをおすすめします。
同棲中の喧嘩でやってはいけないNG行動!
ついカッとなり言いたくないことを言ってしまうなど、喧嘩中はどうしても感情的な言動を起こしがちです。しかし、感情的な状態での言動は、冷静になった時に必ず後悔します。ここでは、同棲中の喧嘩でやってはいけない、具体的なNG行動をお伝えします。
勢いに任せて「別れる」という
感情や勢いに任せて「別れる」という言葉を口に出すのはやめましょう。本当は別れたいわけじゃないのに、試すように口走ると後々の後悔となります。
別れるとまでは考えていなくても、「別れる」と口にだすことで本当のお別れにつながることも……。
相手との関係性を続けていきたいのであれば、感情や勢いに任せて話すのではなく、冷静になって、言葉を選んで話し合いをしていきましょう。
無視をする
「話すと冷静になれる気がしない」「ムカつくので話したくない」など、無視をしたくなる理由は多くありますが、無視をすることはよくありません。無視をしてしまうと関係が余計にこじれてしまい、仲直りの機会もなくなってしまいます。
話をどうしてもしたくない場合は、「今は話したくない」という気持ちをLINEでもいいので伝えておくと。大きな関係悪化は避けられます。早く仲直りを早くしたい場合は、無視をすることはおすすめできません。
原因を理解していないのにとりあえず謝る
その場をおさめたいからといって、適当な謝罪をするのはNGです。関係悪化につながることが多いので、やめたほうが良いでしょう。
適当に謝っても、相手は「わけがわからず謝罪しているんだな…」と察していることが多いもの。心のこもっていない謝罪は、さらなる喧嘩につながります。
謝る際は「何に対して謝っているのか」「今後の対応」を付け加えると誠実な謝罪と感じられやすく、仲直りにつながりやすいです。もし何に怒っているのか、何が悪かったのかがわからない場合は、「何が悪いのかわからなくてごめん。きちんと仲直りがしたいから、教えてくれない?」と伝えるのもおすすめです。
連絡をせずに出ていく
喧嘩をしたからといって、「報連相」をせずに行動することは良くありません。コミュニケーションをとりたくない気持ちはわかりますが、共に暮らしている以上、最低限の「報連相」は行うべきです。
ただでさえ、喧嘩中で相手に不満があるなか、何も言わずに外出すると余計に不安や不信感が募ります。仲直りから遠ざかってしまう行動なので、相手に伝えるべきことは最低限伝えてから動くことを心がけましょう。
同棲期間を円満に過ごすコツとは?
同棲生活において喧嘩は必ずしも良くないこととは限りません。しかし、喧嘩をせず、すれ違いが起こった場合にはお互い感情的になりすぎずに解決したいものですよね。
ここでは、恋人と喧嘩をせずに過ごしていくためのポイントをお伝えします。
愛情表現を忘れない
日ごろから、感謝の言葉や愛情表現を伝えることが大切です。
一緒にいることが当たり前ではないということを意識し、相手への思いやりも心を忘れずにいれば、自然と感謝の気持ちや愛おしさが感じられます。思っているだけではなく、しっかりと伝えることでお互いの絆や信頼が深まり、少しのすれ違いも穏やかに乗り越えられます。
表現の仕方はさまざまですが、しっかりと言葉で伝えることを忘れないようにしましょう。
挨拶をしっかりとする
毎日顔を合わせるからこそ、挨拶はしっかりとしましょう。
「おはよう」と1日の始まりは挨拶から始まります。終わりも同様、「おやすみ」で1日が終わります。また、「ただいま」「お帰り」など1日に交わす挨拶は意外と多くあります。
しっかりと日常のあいさつをすることでコミュニケーションをとるきっかけにもなり、小さなすれ違いが減るかもしれません。お互いの調子をうかがえたりとメリットも多いので、挨拶はしっかりと行いましょう。
「ごめん」と「ありがとう」を素直に伝える
「ごめん」と「ありがとう」をその都度、素直に伝えましょう。
謝罪と感謝は思ったその場で伝えることがおすすめです。時間が経つと、「今更だしもういいや」と伝えにくくなってしまいます。言わないことが続くと言葉にしないことが当たり前となり、相手に思いやりや誠実さがない人だと思われてしまいます。結果、不満が積み重なり関係が悪化してしまいます。
素直になるのは簡単ではありませんが、「ごめん」と「ありがとう」は意識して伝えましょう。
嫌なことはきちんと話し合う
喧嘩をしたくないからといって、自分の意見を抑えることはよくありません。嫌なことはきちんと伝え、話し合うことが大切です。
嫌なことを言えずに我慢していると、いつかは不満が積み重なり爆発してしまいます。言い方を考えて伝えれば、その場で喧嘩が起こることはありません。しかし、不満がたまった後だと感情的になりやすく、喧嘩のもとになってしまいます。
嫌なことはため込まずに相手に伝えるようにしましょう。
相手の立場になって考える
何か不満が生じたときには、まず相手の立場になって考えてみましょう。
相手の状況や背景を考えることで1人よがりな考えに偏りにくくなります。また、客観的な情報だけでは相手の状況がわからないときは、直接聞いてみることも時には必要です。
憶測だけで決めつけてしまうことは、ネガティブな思考となり危険です。確かな情報で相手の状況を考えて、行動することが円満な生活につながります。
喧嘩をしてしまってもきちんと向き合えば大丈夫!
喧嘩をすることはお互いを知り、より良い関係となるきっかけになります。意見を伝え合うなかで、きちんと向き合うことができるカップルは、より長く一緒にいられるでしょう。
同棲生活はまだまだお互いを知るための段階だと捉えると、喧嘩をすることは2人の関係性が健全である証拠とも言えます。
喧嘩をしても向き合い方で、2人の進んでいく方向が大きく異なります。きちんと向き合い、2人の未来に向けてよい関係性を築いていきましょう。
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